交通事故被害者のために弁護士が慰謝料を増額

学生・幼児等の逸失利益の基礎収入と計算

交通事故における逸失利益の算定(基礎収入)

学生・生徒・幼児等の無職者の後遺症逸失利益算定のための基礎収入は、以下のとおり。

1.原則として、賃金センサス第1巻第1表の産業計、企業規模計、学歴計、男女別の全年齢平均の賃金額

2.女子年少者の場合は、男女を含む全年齢平均賃金。

3.大学生になっていない者でも、大卒の賃金センサスが適用される場合がある。

4.大卒の賃金センサスの場合、就労の始期が遅れるため、学歴計を適用するときより損害額が減る場合がある。



◆大学生(女・事故時22歳・症状固定時25歳)の高次脳機能障害(2級)、右鎖骨変形(12級)、複視(12級)の併合1級につき、幼いころから書道に才能を有し、大学での課程をを通じ更に高めて特別な技能として修得するに至っていたこと、から平成14年賃金センサス女子大卒全年齢平均年収額である446万5000円に1割を加算した446万5000円を基礎収入とし、67歳まで労働能力喪失率100%を認めた事例(東京地裁平19.9.25、交民40・5・1228)


◆専門学校生(女・死亡時19歳)の死亡事故について、義務教育を終了した後は、一般に将来の進路、職業選択についての希望や予定がある程度具体化するであろうから、あらゆる職種に就く可能性を前提にした全労働者の平均賃金を用いる根拠が薄弱化すること、未就労であったことのみをもって、現在の女性の賃金水準を反映したものではない全労働者の賃金水準で算定すると、既に就業した同年代の若年労働者の逸失利益の算定方法との均衡を失することになりかねないこと、から、専門学校一年生の被害者について、平成14年の賃金センサス女子高専・短大卒の全年齢平均年収額である383万3400円を基礎収入とし、生活費控除率を3割とした事例(東京地裁平16.10.18、交民37・5・1384)


◆大手製薬会社への就職が内定していた大学院博士課程1年在学中の学生(男・症状固定時27歳)の高次脳機能障害(1級3号)につき、被害者は大学院1年在学中に製薬会社の内定を得、同社に入社するまでの3年間、同社から月10万円の奨学金を受けていたこと、同奨学金は厳しい審査を経てごく一部の学業優秀な者のみに与えられるのであって、大学院研究科においても、年間3~4名しか対象とならないものであること、製薬会社の賃金は、賃金センサスの当該年齢に対応する年収額の約1.4倍であること、から、平成14年賃金センサス男子大学卒全年齢平均年収額である674万4700円の1.4倍にあたる944万2580円を基礎収入とし、大学院を卒業する28歳から60歳まで労働能力喪失率100%を認め、60歳から67歳までは平成14年賃金センサス男子大卒年齢別(60歳~64歳)年収額の747万5400円を基礎収入とした事例(東京地裁平16.6.29、交民37・3・848)


◆小学校1年生(女・症状固定時7歳)の右足第四、五趾喪失、右足第一ないし第三趾機能障害、右足底部痛、右足加重困難、歩行時疼痛等(8級)につき、被害者は就労を開始するものと見込まれる18歳までに約11年間を要し、現在の社会状況等の変化を踏まえれば、被害者が将来男性並みに働き、男性並みの収入を得られる蓋然性は相当程度認められ、女子平均賃金をもって基礎収入とするのは損害の公平な分担という見地からして相当でないこと、年少者の職域や就労形態が多様であること、から、平成11年賃金センサス全労働者全年齢平均年収額である496万7100円を基礎収入とし、18歳から67歳まで労働能力喪失率45%を認めた事例(大阪地裁平14.5.31、交民35・3・738)

  • 【交通事故の無料相談について】
    クリックすると動画再生します
  • 出張相談
  • 交通事故問題はお一人で悩まず弁護士へご相談ください
交通事故の弁護士相談はお気軽に
部位別・等級別解決実績 お客様の声
ムービー
  • 動画1
  • 動画2
最新解決実績 マスメディア実績
シミュレーション
  • 後遺症
  • 死亡事故
死亡事故ご遺族の方 後遺症の方
出版実績
  • 実績
詳しくはこちら
メディア実績
  • 実績2
詳しくはこちら
バックアップ ブログ
  • 依頼者の声
  • 解決実績
  • ご相談フォーム
  • 解説動画
  • 後遺症 死亡事故